静岡県浜松市中央区の[浜名湖舘山寺温泉]にあるペットホテル＆トリミングサロンです。
浜名湖周辺や舘山寺温泉にお泊まりの方や、浜松の方が遠方へお出かけの際のわんちゃんの宿泊・お預かりを行っております。

犬種によっては断尾や断耳という処理をすることがあります。

トリマーSHINコラム

よく車の後ろのところに　犬種のシルエットを張ってある車をみますね。

ああ、この人は　チワワを飼っているんだ、あの人は　フレンチブルドッグかぁ。

よく書店に行くと、世界全犬種図鑑とか　毎年出ていますね。

そこには　ドッグショーで出てそうな　りりしいポーズをしたわんちゃんたちが

写真で掲載されていますね。

そうそう　先ほど言った　ステッカーのシルエットのようなポーズです。

 

私たちの近隣の公園などでも　多くのわんちゃんに遭遇しますが

そのワンちゃんの中には　耳の長くて下がっているミニチュアシュナウザーがいたり、

しっぽの長いトイプードルや　短いトイプードルがいたりします。

ああ　この子は　生まれつきしっぽが短いのかしら？この子は　生まれつき長いのかしら？

と　思う方もいるかもしれませんね。

 

実は　この子たち　断尾（しっぽを切る処理）　断耳（耳を切る処理）を

生まれて間もないころに　獣医さんで　処置してもらっているか　いないかの違いなんですね。

トイプードルでいうと　狼爪（ろうそう）という　親指に当たる部分の爪なんかもそうですね。

（そういう子は　指が4本なわけです）

 

生まれたときから　耳が　ピーンと立ち上がった　ミニチュアピンシャーや　ドーベルマンもいないですし

生まれつき　しっぽのない（短い）　ウェルシュコーギーや　プードルもいないのです。

これらのわんちゃんたちは　生後間もない　かなりの早い時期に耳や　しっぽに

整形手術を加えて　理想のスタイルに整えられているのです。

 

断尾犬種で　断尾されていない個体（わんちゃん）を購入するというのはペットショップでは

現在　難しいかもしれませんが、

欧米など　ペット先進国では　見直されており

ドッグショーの世界では　EU　ヨーロッパ　スカンジナビアなどの北欧などを　発端に

断尾をしない　トイプードルや　スタンダードプードルも増えているそうです。

愛犬のありのままの姿　断尾　断耳は　不要と考えて　そのままで

飼育する方も　増えているようですよ。（世界トップブリーダー　のお話）

 

断尾や　断耳は　子犬の時に　切ってしまう行為を　伴うために

出血もあり　これって本当に必要なことなの？

やらなくてもいいのでは？という意見も　動物愛護の観点から

動物愛護に反するよね？という考えも　世界的にも広まっているのも事実で

法律で　禁止する国も出てきています。

 

現在

JKC（ジャパンケネルクラブ）スタンダード（標準）などでは、

その個々の犬種の　そもそもの仕事（用途）の為の　形の理由があり

家畜に　しっぽを踏みつけられないため　とか

（猟などの時）敵に耳を　噛みつかれないようにするためとか

荷車を　引くときに　しっぽが　邪魔にならないためとか、

それぞれに理由が　あって

体の一部を　形づけて　そうしてるんだよ！というのがあるので。

意味が　あることなんですね。

 

伝統　習慣　ファッション性　によるところも大きいので、

今の時代に　沿っているんでしょうかね？という疑問に対しては

様々な意見があって　当然だと思いますね。

ボク　トリマーSHIN個人としては　トリマー歴も　長くなってきているので

その犬種らしさを　最大限に発揮する　という　犬種標準の目的を

後世に　引き継ぐという意味では

断尾や　断耳には　賛成派です。

 

伝統や　歴史を取るか、

時代性（動物愛護の側面）をとるかで　意見は分かれると思いますが、

ご家庭で　愛犬として　ペットとして飼うのは　飼い主さんの好みで

自由選択でもいいと思いますね。

 

ただ　気が変わったからと言って

成犬になってからの断耳や　断尾は　もっと　やばいので　絶対　やめましょう。

 

愛犬のことをよく知って

素敵な　ペットライフを送ってくださいね。

ありがとうございます。

 

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