2014
12.16
微妙な変化にいかに気がつけるか
犬や猫にも、人間と同じように老化現象があります。
臨床データによれば、犬は10歳ぐらいから、猫は11才くらいからの老化を示すサインが、
体 身体のあちこちに出てくることが分かっています。
老化現象は 大きく分けて3つ。
1つ目は 認識能力の低下です。
これは、脳が 年齢の経過とともに弱っていくために起きる現象で、
「認知症」はその総称です。
2つ目は、内臓機能の低下です。
年齢とともに細胞も活発さを失っていくので、
充分な働きができなくなっていくのです。細胞が弱っていく過程は、
脳が弱っていくことと同じ原因が含まれています。
最後に 体重の減少です。
筋肉や骨を構成する細胞は日々、新しく生まれ変わる新陳代謝を繰り返していますが、
これらも年齢とともに、旺盛だった 再生力が失われていきます。
そのため、筋肉や 骨の量が減っていき、それが体重に現れるのです。
これらの結果、身体の反応が鈍くなり、運動量も減少し、食欲もなくなり
皮膚の弾力や 毛艶が失われていきます。
目の周りや頭部に、白髪が生えてくることもあります。