2014
12.23
良くある病気こそ あなどってはだめ!
関節病は、老化によって引き起こされる疾患の代表的な存在です。
骨や軟骨が変形して、さまざまな運動を困難にし、
最悪の場合は手術が 必要になることもあります。
関節炎はポピュラーな病気で、成犬の20%がかかっているというデータもあります。
これは 骨同士の連携を円滑にするクッション=軟骨が摩耗して変形し、
役目を果たさなくなる病気で、関節に炎症を引き起こし、
動くたびに痛みを生じさせます。
股関節形成不全を筆頭とした 骨格形成不全や
椎間板ヘルニアは、進行のメカニズムに 肥満との関連性があることが知られています。
椎間板ヘルニアにかかると、椎間板が脊椎内にある神経を圧迫してしまいます。
その結果、神経を損傷する可能性があり、
神経症状の進行具合によっては手術が必要になります。
他にも、後肢のひざの皿が外れる膝蓋骨脱臼や、
前十字靱帯断裂などは良くみられる疾患で
どちらも 歩行を困難にするものです。