2015
05.17
犬がおしりをむずかゆがるとき
犬が おしりを草むらにこすりつけながらずりずり前に進んでいたり
カーペットに おしりをこすりつけていると 肛門を拭いているようで
一見 かわいらしくもみえます。
ところが、
これは、肛門嚢(肛門腺)(肛門の左右にある分泌液が出る袋)
に分泌液がたまり
かゆくなって お尻を地面にこすりつけている可能性があります。
初対面の犬は お尻の匂いを嗅ぎ合いますが
この分泌液を確認して 相手の強さを確認しているのです。
しかし、分泌液が たまっているのをほおっておくと
肛門嚢(腺)が 化膿したり
炎症をおこしたり
時には 破裂してしまう事もあります。
大型犬の中には 排便をするときに分泌液を一緒に排せつできる犬もいますが
小型犬や 中型犬は 分泌液を絞り出して排せつする力がないので
飼い主さんが 絞ってあげる必要があります。
しっぽを持ち上げて 肛門の左右にコリコリしたものを
親指と 人差指で ぎゅっとつまんで分泌液を絞り出してあげます。
うまくできない場合は 病院でやってもらうといいでしょう。
分泌液は とても臭くて 勢いよく飛び出すと 部屋中ににおうので
ティッシュをあてがってやることが多いです。
シャンプー前に ついでに行うと良いでしょう。
当店でも シャンプーや トリミングの際
小型犬も 大型犬も 必ず行います。
おしりを ずりずりこすりつけるほかにも
お尻を気にして舐めるのも かゆみを感じている合図なので
チェックしてくださいね。
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