2017
10.05
犬の体重と 肥満について気を使おうね。
わんわん美容室トリマーSHINコラム
人間も、ある程度の年齢に差し掛かると 新陳代謝っていうんですかね、
それが 悪くなってきて
食べる量が同じでも 消費率? 燃費がいいのか
若いころと同じように 食べまくっていると
横に広がって 育ってしまいますよね。
皆さん それをコントロールされるために 努力をされていますよね。
わんちゃんも 同じことが言えます。
ある日、道の向こうから おばあさんが 歩いてやってきました。
すこし ふっくらした方で 一歩ごとに 体が 右へ 左へ 揺れています。
すると その傍らに 同じようにころころした動物も 一緒にやってきます。
だんだん近づいて やっと横のころころちゃんが 犬だとわかりました。
なんと!胴体が パンパンに太って 首もうずもれてしまった
シベリアンハスキー だったのです。
飼い主さんと同じように 何か漫画のキャラクターのおもちゃのように
わんちゃんは 体を 左右にゆさゆさ揺らして 歩いています。
肥満になりすぎて
ハスキーの シャープで 精悍な感じは・・・見る影もありません。
いったいどうして そんな まん丸になってしまったのでしょうか?
大きな理由は
「犬は 飼い主さんに似る」という通説が あげられます。
ライフスタイルも 食生活もです。
犬自身は 食事をコントロールできないため 飼い主さんに 一任しています。
どういうことかというと
飼い主さんの 食生活の感覚が そのまま愛犬に反映されるわけです。
飼い主さんが 太る食生活を送っていると 一緒にいる犬も同じような食生活を
送る可能性が 高まるのです。
わんちゃんが 肥満になると
まず 足腰に対しての負担が 増加します。
普通の体形の犬が 走ったりしてストレスを発散できるところを
ゆっさ ゆっさとしか移動できなくなります。
加えて 老犬になってくると
肥満の犬は 立ち上がれなくなったり 難しくなったり
歩行自体が 困難になって 寝たきりになってしまうという心配も出てきますね。
犬種によっても 食欲に歯止めがきかない食欲旺盛な犬種もあって、
「こんなに うれしそうに 食べてくれるのよー。」
「おやつ あげがいが あるわー。」
と どんどん あげればあげるほど 吸い込むように食べるので、
食べることが好きな飼い主さんほど 愛犬が食べる喜びに共感して
あげ過ぎて 一日に食べる量を 簡単にオーバーしてしまうのです。
そういうときこそ 心を鬼にして 飼い犬に愛を与えてください。
JKCでも 標準(スタンダード)というのがありますが
理想の体形は お腹が程よく引き締まっているやせ型です。
ドッグショーを見る限りでは 肥満犬は エントリーされていませんよね?
ちょっと ぽっちゃりの犬の方が マスコット的で かわいいとも言えるんですが
その可愛さは 健康上では とても危険なのです。
肥満は いろいろな病気の原因にもなりますので
本当に気をつけてくださいね。
(犬が 食事を たくさん食べてしまう習性は オオカミ時代に
狩猟した獲物を
食べられるときに 食べられるだけ
おなか一杯 食べる といった場合の名残ですので
あげれば あげるほど 食べるのも うなずけますよね。
「あー 喜んで 食べるわ食べるわ。」というのは
この習性を 理解できていないと 肥満につながるということです)
みなさんには
愛犬のことを より 理解して
よりよい ペットライフを 送っていただきたいと 考えています。
ありがとうございます。
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