2015
01.21
もともとの犬社会のルールを利用した、かみぐせ解消法とは
エサの与え方で 逆転している 飼い主さんとペットの 主従関係を入れ替え、
かむなどの 支配的行動をやめさせる 「一口給餌法」(ひとつ前のコラムに詳しく)は、
2人の協力体制でおこなうと、さらに効率が高まります。
ひとりは 食器にエサを入れる役割、もうひとりはリードで
ペットのコントロールをする役割を受け持ちます。
食器に一口分のエサを入れて、犬が食べようとしたら、リードの担当者が「キュッ」と
リードを引くのです。
エサのところに行こうとした犬は、首が「カクン」となって 不快な思いをします。
リードをつないでいるときは、エサに行こうとしていけないという感じですが、
このリード「キュッ」のほうは、「天罰」効果があるのです。
そのため、「うごかないで まっていよう。」と 犬が考えるまでの時間が早くなります。
2人が協力できるという環境が整っていたら、より即効性のある こちらの方が おすすめです。
犬の習慣 上下関係 タテ社会について
ここで、なぜ エサを使う事が 主従関係逆転につながるのか、について
説明しておきましょう。
犬の社会では、群れのメンバーが協力して狩り 獲物をとらえます。
エサになった獲物を最初に食べるのは 群れのボスです。
ボスが 食事をしているあいだ、他の犬のメンバーは決して 獲物を貪ろう(むさぼろう)とはしません。
ボスの「許可」がでるまで、食べるのを待っているのです。
ボスの許可があって はじめて、ボスに続く順位の犬のメンバーから 順に餌にありつけるというわけです。
この犬社会のルールは絶対です。
もちろん、その感覚は、ペットとして飼われている犬の中にも残っています。
だから、エサをくれる人、
「(食べて)ヨシ」の許可を出す人を、犬は ボスと認めるのです。
ボスから 先に食事を食べる、というルールからすると、
飼い主さんと ペットの犬の食事時間も考える必要がありそうです。
食事の支度をしているときに、ペットの犬がうるさくすると、
つい先にエサを与えるといったこと ありませんか?
しかし、それでは犬が 「オレが(わたしが) ボスだ!」と考えてしまいます。
まず、飼い主さんが食事を済ませ、犬にエサを与える。
これが原則です。
オオカミからの もともとの習性
犬の社会の原則をうまくりようして 飼い主さんが ボスになって
ペットとのよりよい 生活を 過ごしましょうね。
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