2014
12.17
犬に良くみられる気管虚脱とは
呼吸器病といえば、身近な存在といえるのが、犬の気管虚脱です。
気管(呼吸をするための管)には、丸みを帯びたU字型の軟骨と、その両端をつなぐように薄い膜が張られています。
この軟骨が丸みを失って平たく変形したり、膜がたるんでしまう事によって引き起こされる病気で、
これらが原因で気管(呼吸をするための管)がつぶれてしまい、
胸を動かして呼吸を円滑にする胸郭の働きも弱まり、
呼吸もうまくいかなくなるというのが発症のメカニズムです。
ストローを 噛んでつぶしたようなそんなイメージです。。
かかりやすい犬種があり、老化によっても引き起こされることがある病気で、
肥満だと脂肪が気管を圧迫するので、かかるリスクも高くなります。
この病気は 太らせないことも予防のひとつです。
他にもよくみられる 呼吸器系の病気としては、犬・猫 ともに肺炎などがあります。
また、交通事故が原因で、横隔膜が破れてしまう 横隔膜ヘルニアという病気にかかる場合があります。
これだけが理由ではありませんが、交通事故に合わせない行動管理も病気予防のために重要なのです。