2014
12.22
脳機能が低下する原因は 細胞内に
「認知症」とは 脳機能の低下によって引き起こされる
行動や 認識の変化です。
この過程には、もう一つの理由も考えられています。
発症のメカニズムを簡単に説明すると 次の通りです。
細胞内に存在して、細胞が活動するためにエネルギーを
作り出す役割を担っているミトコンドリアという組織があります。
このミトコンドリアも 年を重ねると老化し、だんだんと必要なエネルギー量を
供給できなくなります。
エネルギーが不足するようになった細胞もまた、だんだんと 力を失っていきます。
一方で、エネルギー生成の際に生みだされる活性酸素(フリーラジカル)の存在も見逃せません。
活性酸素は、老化現象と関係があるとされる有害物質です。
若い時や、正常な状態では、ミトコンドリアからの 悪い意味での副産物 フリーラジカルは、
体自体が持っている 抗酸化機能によって、無害な物質へと処理されるのですが、
それでも少しずつ体内に蓄積されていきます。
これも細胞にダメージを与えていくわけです。
犬なら13歳以上 オスこそ注意。
以前は 犬や猫に「認知症」など存在しないといわれていました。
しかし、 ペットの犬や猫の高齢化とともに、「認知症」というべき症例が多く出始め
加えて 獣医医療の進歩によって、犬や猫にも存在することがわかってきたのです。
犬の場合、13歳くらいを境にして
発症例が多くなるというデータがあり、15歳を過ぎると発症頻度が非常に
高くなるといわれています。
また、発症をする犬の6割以上はオスという報告もあります。
犬種では 日本犬に多い傾向があります。