2014
12.28
身近すぎて怖い 見落としやすい病気
油断大敵 ペットの歯周病
ペットの歯周病は、産まれて一年もするとリスクが高まり始める病気です。
歯垢が石のように固まって沈着するのが歯石で、
これが炎症を引き起こすと歯肉炎。
さらに進行すると歯や歯茎の組織が破壊され、
痛みを伴う歯周炎になります。
放置して病状を悪化させると、歯が抜け落ちる場合もあり、
他にもいろいろな悪影響が体に表れます。
食がうまく進まなければ、必要なカロリーや栄養を、充分に摂取できません。
そこで栄養不足や 免疫力の低下などから別の病気を呼び込みやすい体質に変化してしまうのです。
実際に腎臓や肝臓などの疾患の一部 と 歯周病は 関連が指摘されています。
また炎症によって あごの骨 も弱くなるので、骨折しやすくなります。
深刻化すれば、口とつながっている鼻に、たまりすぎた膿が逆流して、
鼻血のように噴き出してくるケースもあります。
また、鼻や 眼にまで 炎症が飛び火する危険もあります。
特にかかりやすいのは、
唾液の分泌が盛んな、
上あごの犬歯から 奥に数えて5番目の大きな歯(上顎第四臼歯)です。
健康は 歯からですね。