2014
11.22
ビタミン・糖類が身近なのは必要性が高いから。
私たちにとって身近な栄養素のひとつがビタミン類。
ペットの体の仕組みの違いから必要なものに違いがあり、
たとえば猫は体内でカロチンからビタミンAを合成できないので、
食事で補給しなければなりません。
ペットでも、老化現象にかかわるなど 体に悪影響を及ぼす活性酸素。
この働きを抑える抗酸化作用を持つのがビタミンEです。
そのビタミンEを再生するのがビタミンCで、健康な犬は体内で作り出すことができます。
しかし、ペットも病気などで合成能力が低下すれば当然、補給は必要になります。
ビタミンBは、心臓病の治療で降圧利尿剤を投与するようになると、補給が欠かせません。
というのも、薬の副作用で体外に排出されやすくなるからです。
細胞内組織のミトコンドリアに存在し、細胞に必要なエネルギー生産を助ける補酵素の「αリポ酸」は
それ自体が抗酸化物質でもあります。しかし、この物質は猫で中毒症状が報告されているので、
猫に与えるのは避けましょう。
αリポ酸は、構造からなどからみてビタミンのような存在でもあるので
「ビタミン様物質」と呼ばれています。