2014
12.19
ペットに 風邪という診断は存在しない
ペットの「犬」や「猫」に 風邪 という診断名はありません。
しかし、「風邪」というのは もともと、鼻炎や 呼吸器疾患など、
さまざまな症状の総称なのです。
その意味では「風邪をひく」とも 言えますね。
獣医師さんは、せきをしたり 鼻水をたらしている 犬や 猫を診て、
何が原因なのか とことんつきとめます。
そして 鼻に異常があるとわかれば、鼻炎などの診断を、
気管などに原因があると分かれば、それに応じた診断を下すわけです。
咳をしている 犬には ケンネルコッフ(コッフ=せき)という診断名がよく出てきます。
微熱の場合は、それが長く続くようなら、重大な病気の可能性を疑って、
原因究明のために慎重に診察をします。
まれに、くしゃみや 鼻水をみて、人間用の風邪薬(総合感冒薬)を飲ませるという話を聞きます、
ちょっとまってください。
素人目に見ても、人間と ペットの犬や猫は必要な薬の量が 異なるだけでなく、
そもそも 人間用に 開発された薬なので、良かれと思ってしたことが
重大な悪影響を及ぼすことになりかねないので、 絶対に やめてくださいね。